DX推進部門を新たに立ち上げ、
積極提案で社内システムに改革を起こす。
2022年に創業50年を迎えたオーヴァル・グループ。新たな挑戦を続け事業を拡大していく中で、情報システム、とりわけ社内システムの整備には課題を抱えていた。そのタイミングで、「時間の余裕とやりがいの両立」を求めて転職活動をしていた岡本の目に止まることとなる。「これまでの経験を元に貢献できる部分が大きいと思いました。50年という歴史のある会社でしたが仕組みを整えるのはこれからという状況でした」。そんな岡本がまず着手したのは、店舗運営のシステム整備だ。当時、店舗売上報告は伝達手段や書式が統一されておらず、データを収集し、まとめる作業に過剰な人的負荷がかかっていた。「複数業態の店舗がある中で共通で行える効率的な運用の確立を目指して全店舗と関係部署に現状と課題のヒアリングをして回ったんです。すると導入しているレジの一部の機能しか利用されていないことが判明しました。その為、必要な機能だけに絞ってコストを抑えたレジへの入替えを提案し、各種作業の自動化を図ることで、作業の大幅な削減とコスト削減を同時に実現することが出来ました」。社内の他部署との連携を図り、より効率的なシステム化を促進するためにもDX推進部を立ち上げ日々活動している。
“少し先行く“アイディアで独自性を育み、
次の50年をDXで支えていく。
POSレジシステムの入れ替え提案に始まり、各部署・部門の抱える社内システムの課題を見出し、改善できたのは、これまでに培ってきたIT人材としてのキャリアと多くの企業で携わってきた経験所以である。オーヴァル・グループ内のセキュリティの堅牢性、SaaS導入率、ITリテラシーが向上したのは岡本が入社して2年のことであった。「正しいと思ったことは、そう主張していくことが重要だと思います」と岡本は語る。ここ最近世の中でも耳にすることが多くなった“DX“という言葉。オーヴァル・グループも例に漏れずDX推進に力を入れており、現在はバックオフィス関連のシステム改善のプロジェクトも立ち上がり、経理部の南(PERSONページ参照)とも協働している。「熱い想いを持っている方が非常に多いので、本当に頑張っている人がより評価されるために、そこにデータを掛け合わせることによって冷静な評価ができるようになるといいなと思い、その準備を進めています。人の評価だけでなくて、経費などを含めた経営判断も、よりデータドリブンにできるとみんなのためになるのかなと思っています」。そう語る彼の存在は間違いなく、今後50年のオーヴァル・グループの成長を加速することになるだろう。