会社単位担当制だからこその工夫と発想で、
経理業務をクリエイティブに。
ディベロッパー業を中心に、アミューズメント事業運営、飲食店経営など事業フィールドが多岐にわたるオーヴァル・グループ。一般的に企業の経理業務は、社会保険担当、給与担当、税金担当のように業務の縦割りが基本となる。しかし、オーヴァル・グループの経理業務は会社単位担当制を採用。中でも経理のホープ的存在である南は、6社を担当している。「最初は全部本当にやるんですか、と思っていたのですが、その分自由度が高いんです。その会社で運営する新しいお店が増えたとなったら、こういうやり方をした方が現場もスムーズになるのではないか、など様々な方法を考えることができます。日々、その会社のことを全部見ているからこそすぐに思いつけますし、部長に提案してすぐに展開できます」。先の展開を見据えて、工夫をして主体的に取り組んでいる南の姿は、まさに行動指針の「誰かじゃない、自分がやる」という精神を体現していると言えよう。
目指すは少数精鋭のプロフェッショナル集団。
DX推進で、経理全体の最適解を追究。
2023年のインボイス制度開始、2024年の電子帳簿保存法改正など、経理を取り巻く環境は大きな変化を見せている。その流れに対応すべく、南はDX推進部の岡本(PERSONページ参照)と連携を図り、システム導入や社内ルールの見直しを進めた。「不動産業界って、契約もそうですし結構紙でのやり取りが多くて。作業も管理も電子化を推進するためにプロジェクトが始まりました」。南はDX推進部との月2回の定例ミーティングを重ね、役員会に向けて、これからのオーヴァルを支える経理システムの見直しと構築を提案、その推進を担当している。「実際にできること、できないことのラインを教えてくれるので一緒に組み立てている感じです。経理は自分でお金を生み出すことができないですが、お金を生み出してくれる職種の仲間達がスムーズに動けるように、仕組みを安定して整えていかないといけない部署だと思っています。だからこそ、経理部のメンバーの誰かが急に病気になりましたとか怪我をしました、となったとしても誰でも同じクォリティーでヘルプに入れるような組織にしていきたいなと考えています。オーヴァル・グループは不動産、飲食、物販、アミューズメントなど事業も多岐にわたるので、経理業務だけでなく法律やデジタル化など、いろいろな視点を持った方が来てくださるともっと心強いです」。